今の資産を全て調べました。
私の資産は全部で500万円ありますが、これからどうやって投資を始めたらいいですか?
まず、生活防衛費として生活費の3~6ヶ月分を分けてください。
そして、残りの資産のうち、いくら投資に回すか決めないといけません。
生活防衛費として100万円引いたら、残り400万円になりました。
このうちいくらを投資に回わしたらいいですか?
投資する金額は、みなさんそれぞれの許容範囲で決める必要があります。
なかなか迷うところですね・・・。
自分の資産からいくら投資に回すべき?
自分の資産をすべて計算して、半年分の生活防衛費を別に確保しておく。
ここまでは、意外とスムーズにできるものです。
しかし、いざ投資を始めようとすると、「どれだけのお金を投資に回すべきか?」で悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
例えば、手元に500万円ある場合

もしあなたが500万円の資産を持っていて、そのうちの100万円を生活防衛費として取り分けたとします。
残りの400万円は、当面使う予定のない余裕資金。
では、その400万円のうち、いくらを投資に回すのがよいのでしょうか?
シンプルな計算例
「ほったらかし投資術」では、「まとまった資金がある場合は一括投資が合理的になるケースが多い」と書かれています。
小さな資金を投資するより、大きな資金を投資する方が資産の増え方が大きいからです。
以下は、初期投資として100万円投資したときと、400万円投資したときのシンプルな例です。
年数 | 100万円投資 | 400万円投資 |
---|---|---|
1年目 | 100万 × 1.05 = 105万円 | 400万 × 1.05 = 420万円 |
2年目 | 105万 × 1.05 ≈ 110万円 | 420万 × 1.05 = 441万円 |
3年目 | 110万 × 1.05 ≈ 115万円 | 441万 × 1.05 = 463万円 |
同じ期間、同じ年利5%でも、初期投資額が多ければリターンの差は大きくなります。
3年後には、400万円を投資した方が、100万円投資に比べて約48万円も多く増えている計算になります。
つまり、投資できる資金があるなら、できるだけ早く・多く投資する方が、将来的な資産は大きくなるということです。
余剰資金、全て投資に回しても大丈夫?

「ほったらかし投資術」では、資産を「無リスク資産(国債・貯金)」と「リスク資産(全世界株)」に分けることが書かれていますが、「運用資金全額をリスク資産に回しても大丈夫なのではないか?」とも書かれています。
つまり、余剰資金の全てを全世界株に入れても問題ないということです。
もちろん、全額投資に回すかどうかは、みなさんそれぞれの許容範囲によるところですが、できるだけ早く・多く投資する方が、将来的な資産が大きくなるのであれば、余剰資金は全て投資に回す方が将来の資産は増えていきます。
お金が必要になった時はどうする?
もし、すべての余剰資金をインデックス投資に回した後に、まとまったお金が必要になった場合は——
ためらわずに投資信託を解約して現金化すれば大丈夫です。
インデックス投資はいつでも解約できますし、現金化までにかかるのは数日程度。
もちろん、その時の株価によっては評価額が下がっているかもしれません。
でも、だからといって「いつか使うかもしれないお金」を**長期間、貯金や国債に眠らせておくのは“機会損失”**です。
使う予定のない余剰資金があるなら、できるだけ早く投資をスタートさせる。
それが将来の資産形成、そしてサイドFIREへの一歩につながると、まるめは考えています。
投資金額は”自分の気持ち”に合わせる
まるめも、最初から大胆に投資できたわけではありません。
頭では「機会損失を防ぐなら一括投資が正解」と分かっていても、気持ちが追いつかず、何度も迷いました。
実際、途中で大きな金額を投資したものの、暴落が怖くなって一度解約。
株価が上がってきたのでまた投資して……と、試行錯誤を繰り返しました。
でもある時、 「10年、15年後には今より株価が上がっているはず。だったら、できるだけ早く一括で投資した方が複利の効果が働く」 と心から思えるようになり、思い切って一括投資を実行しました。
今のまるめの投資スタイル
一括投資をしてからは、毎月の給料から生活費を引いた残りをコツコツ投資しています。
いわば、最初に一括投資 → 以後はドルコスト平均法で追加投資というスタイルです。
そして、こんな気づきもありました。
「最近、株価がじわじわ上がっている。ということは、毎月少しずつ高い値段で株を買っているかもしれない…?」
でも、10年・15年という長期目線で見れば、未来の株価よりも今の株価の方が安いはず。
だからこそ、早く始めて長く続けることが何より大切だと、今は心から思っています。
まとめ
将来、少しだけ働きながら自分らしく暮らす「サイドFIRE」を目指すなら、今ある資金をどう活かすかがカギになります。
生活防衛費を確保した上で、使う予定のないお金があるなら、そのまま眠らせておくのはもったいない。
投資に回すことで、複利の力を味方につけながら、将来の自由な暮らしに一歩近づくことができます。
もちろん最初は不安もありますが、大切なのは自分のペースで、でも確実に前に進むこと。
50代からでも決して遅くはありません。
“今のうちに始めておく”ことが、数年後の自分の安心に繋がっていくはずです。
サイドFIREという未来の選択肢を現実にするために、まるめは今日も一歩ずつ投資を続けています。
皆さんも一緒に、サイドFIRE目指して、コツコツ頑張っていきましょう!