小さいけれど、節約の方法
「茶箱コンポスト」って何ですか?
茶箱コンポストは、家庭から出る生ごみを微生物の力で分解・発酵させ、堆肥として再利用するための容器です。
まるめは、生ごみのたびにゴミ出しをするのが面倒だったことと、ゴミ袋代がもったいないと感じたことから、コンポストを使い始めました。
その結果、生ごみはすべてコンポストに入れるようになり、可燃ごみを出すのは月に1回程度にまで減りました。
まるめは10年以上、木製の茶箱を使ったコンポストで生ゴミを処理しています。
茶箱コンポストはベランダに置き、生ゴミが出るたびに中に入れてかき混ぜています。
そのおかげで、臭いはほとんど気になりません。
コンポストを始める前は、生ゴミを室内に置いていたせいで、コバエが発生したり、臭いが気になったりして、こまめにゴミ出しをしなければなりませんでした。
そうした悩みを解消したくてコンポストを始めたところ、生ゴミを出す必要がなくなり、ゴミ出しの回数もゴミ袋を買う頻度もぐっと減りました。
今では、日々の暮らしに欠かせない存在になっています。
- コンポストの作り方
- コンポストの管理の方法
- コンポストのデメリット
茶箱コンポストの作り方
コンポストの材料は茶箱以外は園芸店で揃えることが出来ます。
茶箱が手に入らない場合は段ボールを使う方法もありますが、段ボールは壊れやすいので、まるめは木の箱をおススメします。
- 茶箱(ジモティーなどで購入できます)
- ピートモス(園芸店で購入)
- くん炭(もみ殻を不完全燃焼させて作る炭のこと:園芸店で購入)
- 生ごみ
- 水
「ピートモス:くん灰」は「2:1」の割合で混ぜてますが、適当でも大丈夫です。
茶箱コンポストを作るのは簡単です。
上記の材料を茶箱に入れてかき混ぜるだけです。
茶箱はどこで購入?サイズはどれくらい?

まるめはコンポスト用に、ジモティーで購入した木製の茶箱を使っています。
価格は確か500円ほどで、サイズは横60センチ・縦40センチくらい。一人暮らしにはちょうど良い大きさです。
もっと大きな茶箱もありますが、少量の生ゴミなら小さめのものでも十分対応できます。
茶箱を選んだ理由は、段ボールコンポストだと長期間の使用で破れてしまい、交換や処分が面倒になるためです。
その点、茶箱は木枠がしっかりしているので、長く使っても壊れる心配がありません。
丈夫で再利用もしやすいため、茶箱はコンポスト容器としてとてもおすすめです。
生ごみの管理はどうしたらいい?

まるめは、生ごみが台所の排水口にたまるたびにベランダのコンポストへ運んでいます。
ゴミを入れた後は、スコップで底からしっかりかき混ぜ、足りないときは水を足して微生物の分解を助けています。
かき混ぜるのは生ごみが出た時だけですが、特に臭いが気になることはありません。
一人暮らしの生ごみは量が少ないので、一度コンポストを作れば1年以上使えます。
もし中の土がかき混ぜにくくなったり、生ごみの分解が遅れて温度が上がらなくなったら、それは寿命のサイン。
そんなときは、新しいピートモスとくん灰に交換してください。
コンポスト内の生ごみの匂いはどんなもの?
コンポスト内の生ごみは、ゴミ袋に長時間保管していた時のように匂うことはありません。
ベランダで管理しているので、室内にまで匂いが入ってくることはないし、微生物による分解・発酵でかき混ぜている時も匂いません。
コンポストのデメリットはなに?
生ゴミの匂いを減らし、ゴミの量を減らすコンポストはとてもおススメですが、いくつかデメリットもあります。
虫が苦手な人はやめた方がいい

コンポストの一番のデメリットは、コバエやクモなどの虫が発生しやすいことです。
私はあまり気になりませんが、虫が苦手な方にとっては大きなハードルになるかもしれません。
虫の侵入を防ぐ方法として、使い古しのTシャツなどをかぶせて蓋代わりにするのが一般的です。
これにより通気性を保ちつつ、虫の侵入もある程度防げます。
ただ、私はズボラなので、茶箱の蓋をそのまま斜めに乗せているだけ。
そのせいで、どうしても虫が入りやすくなってしまいます。
虫が苦手な方には、コンポストはあまりおすすめできません。
使用を検討する際は、この点をよく考えてみてください。
生ゴミをベランダに運ぶのがめんどくさい
生ゴミを台所に置いておくと臭ってしまうので、ゴミが出るたびにベランダのコンポストに運んでいます。
正直、毎回の作業は少し手間ですが、部屋の中を快適に保つために続けています。
まるめは三角コーナーを使わず、排水溝に直接ゴミをためています。
ゴミがたまったら、排水溝の網ごと取り出して外へ。
水が垂れないよう、不要になった発泡トレイに乗せて運ぶのがいつもの流れです。
少し面倒でも、こまめに生ゴミを外に出すことで、台所の嫌な臭いを防げるので頑張っています。
コンポストの土の後始末に困る
コンポストは使い続けていると、次第に中身が混ぜにくくなってきます。
その頃になると、新しい生ゴミの投入をやめ、「堆肥の熟成期間」に入ります。
熟成期間中は、生ゴミを加えず、週に1回程度水分を補給しながら、1〜2ヶ月かけてかき混ぜることで、立派な堆肥になります。
できあがった堆肥は、畑やプランターの肥料として再利用できますが、畑などがない寮暮らしの場合は、土の処理に困ることがあります。
私の場合は、実家の畑に持ち帰ったり、園芸好きの知人に引き取ってもらったりしています。
もし堆肥を使ってくれそうな人がいない場合は、お住まいの自治体に問い合わせて、適切な処理方法を確認してください。
地域によっては可燃ごみとして出せる場合もありますが、分別ルールは自治体ごとに異なります。
必ずお住まいの地域のルールに従うようにしましょう。
まとめ
コンポストを使うことで、生ゴミの嫌な臭いが解消され、ゴミ袋の使用量も減ります。
経済的にもメリットがあるので、コスパを重視する方には特におすすめです。
ただし、生ゴミを毎回ベランダなどに運ぶ手間や、最終的にできた土の処理に悩むこともあります。
また、コンポストにはコバエやクモなどの虫が発生することがあるため、虫が苦手な方にはあまり向いていません。
こうした点をふまえても、少しでも興味がある方は、まずは手軽に始められる段ボールコンポストから試してみるのがおすすめです。
コンポストを取り入れることで、生ゴミの臭いから解放され、ゴミ袋代も節約できます。
ぜひ一度、暮らしの中に取り入れてみてください。