まるめさんは医療保険、やめてしまったんですよね。
はい。
以前大きな病気にかかりましたが、思ったより医療費がかからなかったのでやめてしまいました。
保険をやめて不安はありませんか?
いいえ。
貯蓄と健康保険、高額医療制度があるので不安はないですよ。
「もしものための保険」より「今を大切にする投資」へ
~医療費と保険の見直しをしてみた話~
実体験から感じた「医療費って意外とかからない」
まるめは数年前、大病を患い、手術と長い入退院生活を経験しました。
看護師という仕事柄、患者さんを見てきた経験もあり「入院や手術はかなりお金がかかる」と思い込んでいました。
でも実際に自分がその立場になってみると、意外にも医療費はそこまでかからなかったんです。
当時は医療保険に加入していたため、手術給付金や入院費の補助がありましたが、それがなくても自分の貯金で充分にまかなえるくらいの金額でした。
看護師などサラリーマンには「高額療養費制度」がある

私たちのような会社員や公務員は、医療費の自己負担が原則3割。
ただし医療費が高額になった場合には「高額療養費制度」により、自己負担の上限が決まっています。
まるめの場合も、手術をした月の医療費は10万円以下に抑えられました。
さらに、まるめが加入していた健康保険組合には「付加給付制度」があり、2万5000円を超えた分はあとから払い戻されました。
つまり、実質負担は月2万5000円ほど。
どれだけ高額な医療でも、制度を使えば十分に対応できるということを実感しました。
医療保険は本当に必要?

大きな病気に備えて、医療保険に加入する人は多いと思います。
50代女性が入院給付金1万円の医療保険に加入すると、年間で5~6万円の保険料がかかると言われています。
まるめが加入していたのは、終身保険に医療特約がついたもので、年間10万円以上の保険料を支払っていました。
実は、途中解約までに払った保険料の総額は 約320万円。
解約して戻ってきたお金は 210万円。
しかも、あと15年も払い続ける予定だったんです。
このまま保険を続けるより、解約してそのお金を 「自分のために活かす」 方がいいのでは?と思ったのが、まるめの決断でした。
解約したお金を「投資」に回すことに
保険を解約して戻ってきた210万円を、インデックス投資で運用することにしました。
さらに毎月1万円ずつ積み立てて、年利5%で15年間運用した場合、資産は以下のように増えていくと試算できます。

アセットマネジメントOne株式会社の投資シミュレーションを使用
保険を今後も続けていた場合、毎年10万円以上を払っていたので、毎月の投資額を1万円で計算してみました。
このシュミレーションによると、投資すれば将来700万円以上の資産が増えることになります。
金額はあくまで目安ですが、医療保険に入っていた場合よりもずっと資産が増える可能性があるということです。
まとめ:保険を見直すことは、未来の自分を守る準備
私たち50代女性にとって、「健康の不安」「老後資金の準備」は切実な問題です。
だからこそ、「保険=安心」と考えてしまいがちですが、実は制度や仕組みをうまく使えば、医療費の負担はそこまで大きくありません。
大きな保険料を払うより、今あるお金を将来の自分のために運用していく。
まるめは「投資」という形で、自分の老後に備えることにしました。
この選択が、サイドFIREに向けた第一歩。
無駄な支出を減らし、賢くお金を使うことで、自分の人生をより自由に設計できると思っています。
皆さんも、今入っている保険を一度見直してみませんか?
自分の資産額を計算してみると、保険がなくても十分に支払う能力があるかもしれませんよ。
投資は出来るだけ早く、大きな金額で続けるのがポイントです。
皆さんもサイドFIREに向けて、一緒に頑張っていきましょう!