50代の服代0円生活|1回2万円の買い物をやめて洋裁を始めた話

以前は季節の変わり目になると服を買いに行っていました。1着だけのつもりで出かけても、そうはなりません。結局2〜4着を持ってレジに向かうことになり、1回で2万円くらい使っていたと思います。
その買い物に、今年は行きませんでした。この夏、服にかかったお金は0円です。我慢しているわけではありません。行く理由がなくなりました。

まるめさん、この夏は服を1枚も買っていないんですか?

買ってないですね。暑すぎて出歩かなかったのと、休みの日は家で服を縫っていたので。

自分で作るなんて、私には無理だと思っていました。型紙とか、難しそうで。

私もそこで何度もつまずきました。サイズ通りに選んでも、なぜか出来上がりがぴちぴちで。今は本の型紙を写すのをやめて、自分の寸法から型を起こしています。
- 50代になって既製服を買わなくなった理由
- 服を作るようになって良かったこと3つ
- 洋裁を始めるのにかかるお金と、向き不向き
- この夏の服代と、道具にかかった実際の金額
なぜ服を買わなくなったのか
理由は3つです。
- 既製品を買っても体に合わなくなったこと
- おしゃれな場所に行かなくなったこと
- 自分で作れるようになったこと
この3つが重なって、季節ごとの買い物に行かなくなりました。もともと、服にたくさんお金をかけるほうではありませんでした。それでも毎年、季節が変わるたびに少しずつ入れ替えていたのです。
服代が減っても、生活費全体で見るとまた別の話。
正直に公開しています。
1. 50代になって、既製品が体に合わなくなった
50代になってから、サイズ表どおりに選んだはずの服がなんとなく合わない、ということが増えました。既製品もそうですし、洋裁の本についている型紙もそうです。体型が中年の形に変わってきているからだろうと思っています。
試着して「悪くはないけど、しっくりこない」「なんだか窮屈」という服を買って帰り、結局あまり着ない。そういうことが続いていました。
2. おしゃれな場所に行かなくなった
50代になって、昔ほど出歩かなくなりました。最近は一人で過ごす時間や、気の知れた仲間と過ごす時間のほうが好きです。飲み会やおしゃれな場所に行く機会そのものが減りました。
そうなると、手作りの服で十分に過ごせます。誰に見せるために服を買っていたのか、と考えるきっかけにもなりました。たまにはおしゃれな格好もしてみたいですが、仕事の行き帰りや普段過ごすときは、自分で作った服で十分だと思いました。
3. 自分で作れるようになった
2020年、コロナで家にこもっていた頃に中古のミシンを買いました。それから普段着は自分で作っています。最初からうまくいったわけではありません。本についている型紙を使うと、出来上がった服が体に合わず、肩まわりがきつかったり、思った以上にぴちぴちに仕上がったこともありました。
変わったのは、図書館で1冊の本に出会ってからです。『家庭科3だった私がワードローブ100%手作り服になりました。』(津田蘭子・ワニブックス)という本で、自分の体を測って、その寸法から型を書く方法が説明されています。
やってみて驚きました。出来上がった服が、体にぴたりと合うのです。どのサイズを選ぶか悩む必要がありません。これをきっかけに、普段着は自分で作るようになりました。
服を作るようになって良かったこと3つ
服代が浮いたのは結果のひとつです。実際に変わったのは、それだけではありませんでした。
1. 買い物に行かなくなった
服が足りていれば、お店に行く理由がありません。行かなければ、予定外の買い足しも起きません。節約というと「安いものを選ぶ」「我慢する」と考えがちですが、私の場合は買い物に行く回数が減ったことが一番効いています。
2. 着心地がまったく違う
自分の寸法で作った服は、着ていて疲れません。肩が突っ張らない、腕が上げやすい。既製服では意外と手に入らない感覚です。「悪くはないけど、しっくりこない」服を買って帰ることがなくなりました。
3. 生地選びが楽しくなった
私は着物の生地が好きなので、メルカリやジモティーで安い布や古着の着物を買ってきて、それで服を作ります。最近はわざわざ服を作る人が少ないようで、良い布がびっくりするような値段で出ていることがあります。主に使うのは木綿の絣や浴衣の生地です。洗濯も簡単で、着心地がいい。この生地探しの時間が、今はいちばん楽しいかもしれません。
洋裁を始めるのに必要なもの
最初にかかるお金
道具は一度にそろえる必要はありませんし、最初は100円均一のもので十分です。ただ、ミシンだけは安い買い物ではありません。私はミシンも、あとから買い足したロックミシンも中古で見つけました。根気よくメルカリやジモティーを見ていれば、安いものが出てくることがあります。実際、私が買った足踏みミシンはジモティーで5,000円でした。
はじめはお金をかけずにやってみて、洋裁が好きになってから良いミシンを買う、という順番でいいと思います。
向き不向き
私はラジオやYouTubeを聞きながら手を動かす作業が好きです。夏は外が暑すぎて買い物も夜にならないと出られないくらいなので、クーラーの効いた部屋でのんびり手を動かす時間は、私にはとても合っています。じっと座って同じ作業を続けるのが苦痛な人には、たぶん向いていません。
数字で見る効果
洋裁を始めるにはお金がかかります。それでも、以前の買い物1回分で元が取れていまし
以前の服の買い方
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1着あたり | 3,000〜5,000円 |
| 1回の買い物 | 2〜4着 |
| 1回の合計 | 2万円くらい |
季節の変わり目ごとに買い物へ行っていました。これらは当時の記憶による金額で、家計簿に残っている数字ではありません。
道具にかかった費用
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ミシン本体(中古) | 5,000円 |
| 整備 | 約10,000円 |
| ロックミシン(中古) | 1万円台 |
| 洋裁道具一式 | 100円均一でそろえました |
始めるのにかかったのは、ミシン本体と整備で約15,000円です。以前の買い物1回分より安く済んでいます。ロックミシンは後から買い足したもので、なくても始められます。
洋裁道具一式というのは、はさみ、まち針、チャコペン、メジャーといった小物です。私は100円均一でそろえました。
道具は一度そろえれば、そのあとはずっと使えます。服を作るたびにかかるのは、布代と糸代だけです。私は古着の着物や安い布をメルカリやジモティーで探しているので、材料費にはあまりお金をかけていません。
この夏の服代
0円でした。冬もスカートやズボン、簡単なシャツは自分で作ります。いただいたとても良いウールの生地がたくさん残っているので、今年の冬もある程度は服を買わずに過ごせそうです。
まとめ|買う服と作る服を分けている
固定費の見直しも節約に効きました。
保険やの見直し体験はこちら。
服をまったく買わないわけではありません。線を引いています。
- 買うもの: 下着、靴、自分では作れない上着やコート
- 作るもの: 普段着(ワンピース、半袖のトップス、スカート、ズボン、簡単なシャツ)
生活費に衣料品の予算は入れていますが、これは主に靴やコートのための枠です。普段着の分は、ほぼかからなくなりました。
節約のために洋裁を始めたわけではありません。作りたくて作っていたら、結果として季節ごとの買い物に行かなくなっていた、というだけの話です。ただ、50代になって既製服がしっくりこなくなってきた方には、選択肢のひとつになると思います。
節約のために始めたわけではないのに、気づいたら服代が0円になっていました。好きなことをしていたら、お金の出口がひとつ減っていた。そういう節約もあるんだな、と思っています。









