友人と空き家をシェアして住む|「仲間暮らし」で住居費を半分以下にする方法

「将来、一人で暮らし続けることが不安…」
「老人ホームはまだ早いけど、完全な孤独は寂しい」
「気の置けない仲間と、気楽に住める場所があればいいのに」
そんなふうに感じたことはありませんか?
50代になって、私自身もそんな不安を感じるようになりました。
今回は「空き家を友人とシェアして住む」という方法について、同じ目線で詳しくお話しします。

気の合う仲間とのシェアハウス、私も考えたことある!
まるめはどうやって調べたの?

将来ひとりが不安で、友達と「一緒に住めたらいいよね」って話したのがきっかけで調べてみたんだよ。

わかる、その不安。住居費も下がりそうだし、一人じゃない安心感もあるよね。

そうなの。当時はけっこう真剣に考えてたよ。
- 日本の空き家問題の現状(数字で解説)
- 空き家リフォーム物件が増えている理由
- 友人と一戸建てをシェアする具体的な4ステップ
- 費用・ルール・契約の注意点
- 「仲間暮らし」のメリット・デメリット
- 住居費を下げて浮いたお金の使い方
日本の空き家、今どれくらいあるの?
実はこれ、かなり深刻な数字です。
総務省の令和5年住宅・土地統計調査によると、全国の空き家総数は約900万戸。
空き家率は13.8%と過去最高を記録しました。
つまり、日本の住宅のおよそ7軒に1軒が空き家という状態です。
さらに将来の予測では、2043年には空き家数が現在の1.5倍になるともいわれています。
なぜこんなに増えているのか?
理由は主に3つあります。
- 高齢化による死亡数の増加
- 子どもが実家を相続しても住まない
- 地方の過疎化
「誰かが亡くなる→家が残る→誰も住まない→空き家になる」という流れが、日本全国で加速しています。
この空き家問題、住まいの選択肢を広げたい人にとってチャンスになりえます。
空き家リフォーム物件が今、増えている
空き家を放置し続けると、オーナーにとっても税金・維持費・近隣トラブルなどのデメリットがあります。
そこで最近増えているのが、空き家をリフォームして賃貸に出すという動きです。
特に一戸建ての空き家をきれいにリノベーションして、手頃な家賃で貸し出す物件が全国的に増えています。
空き家リフォーム物件の特徴
- 広い一戸建てが多い
- 家賃が比較的リーズナブル
- 地方・郊外に多い
- 庭付きの物件も珍しくない
一人暮らしではなかなか借りられない広さの家が、手頃な家賃で見つかる可能性があります。
この「広くてリーズナブルな一戸建て」を友人と一緒に借りるという発想が、今まさに現実的な選択肢になってきています。
友人と一戸建てをシェアする具体的な4ステップ
ステップ① 物件を探す
空き家リフォーム物件は以下の方法で探せます。
- 空き家バンク(各市区町村が運営・無料で利用できるが、物件数や条件はエリアによって差がある)
- UR賃貸住宅(ルームシェア可能な物件あり。収入要件などの条件があるため事前確認が必要)
- Village House(全国100,000室以上、家賃2万円台〜、敷金・礼金・手数料すべて無料、ルームシェア可物件あり)
- 地域の不動産屋に直接相談
- シェアハウス専門サービスを利用する(→シェアハウスは50代の老後の住まいになる?看護師まるめが本音で考えてみたで詳しく比較しています)
ポイントは「ルームシェア可」の物件を選ぶことです。
オーナーの許可なくルームシェアをすると契約違反になる場合があるので、必ず事前に確認しましょう。
\まずは雰囲気を知るところから/
\初期費用ほぼゼロで探せる/
ステップ② 費用を分担する
物件が決まったら、次は費用の分担です。
2人よりも3〜4人がちょうどいいと思っています。
2人だと、どちらかが退去したときに一気に負担が増えてしまいます。
でも3〜4人なら、1人が抜けても残りでカバーしやすい。
たとえば月8万円の一戸建てを3人でシェアした場合の試算です。
| 費用項目 | 3人でシェア | 一人暮らし |
|---|---|---|
| 家賃 | 約27,000円 | 55,000円 |
| 光熱費 | 約5,000円 | 15,000円 |
| ネット代 | 約1,700円 | 5,000円 |
| 合計 | 約34,000円 | 約75,000円 |
月41,000円の差、年間約49万円の節約になる計算です。
この差額を積み立て投資に回し続けたら、10年後・20年後に大きな差になります。
ステップ③ ルールを決める
仲の良い友人でも、事前にルールを決めておくことが大切です。
決めておくべきこと
- 家賃・光熱費の分担割合
- 共有スペース(キッチン・リビング)の使い方
- 来客のルール
- 退去する場合の取り決め
- 生活時間帯のすり合わせ
仲の良い友人だからこそ、事前にルールを文書に残しておくことをおすすめします。
「友達だから大丈夫」と口約束だけで済ませると、後から思わぬトラブルに発展することも。
大切な関係を守るためにも、最初にきちんと書面で確認しておきましょう。
ステップ④ 契約上の注意点
契約者を1人にするか、連名にするかを確認する
1人が代表契約者になる場合、その人に責任が集中しやすくなります。
連名契約が可能かどうかをオーナーに確認しておくと、リスクを分散できます。
オーナーにルームシェアの許可を得る
契約書にも明記してもらえると安心です。
口頭の許可だけでは後からトラブルになることも考えられます。
退去時の原状回復の責任を明確にしておく
複数人で住んでいると「誰がどの範囲を負担するのか」が曖昧になりがちです。
入居前に室内の状態を写真で記録しておくことも大切な備えです。
「仲間暮らし」のメリット・デメリット
メリット
① 固定費が大幅に下がる→投資に回せるお金が増える
3人でシェアすれば月4万円以上・年間約49万円の節約が見込めます。
削れた分はそのまま積み立て投資へ。
将来の自由な働き方への近道です。
② 孤独にならない→「ただいま」が言える
帰ったときに誰かがいるという安心感は、思った以上に心の支えになります。
特に夜勤明けで一人で帰る孤独さを知っている看護師には、大きなメリットです。
③ 広い空間に住める→一人では借りにくい一戸建て
シェアすることで、一人暮らしでは予算的に難しい広さの家も現実的になります。
庭付きの物件に住める可能性もあるのが、一戸建てシェアならではの魅力です。
④ 防犯面の安心感がある
誰かが家にいる時間が自然と増えます。
夜勤明けで昼間に帰宅することが多い看護師にとっては心強いです。
デメリット
① 価値観のズレが出てくることがある
仲の良い友人でも、実際に住んでみると「こんなに違うとは…」と感じることがあります。
掃除の頻度や金銭感覚など、事前に話し合える範囲で確認しておきましょう。
② 生活リズムの違いがストレスになることも
看護師は夜勤がある人も多く、起床・就寝の時間が人によって大きく異なります。
音や照明など、お互いに気を遣う場面が増えることは覚悟しておきましょう。
③ 退去のタイミングがずれると負担が増える
1人が抜けると、残った人の家賃負担が急に増えるリスクがあります。
「誰かが退去するときのルール」をあらかじめ決めておきましょう。
④ ルームシェア不可の物件が多い
物件探しの段階で「ルームシェア可」を条件に絞り込むことが重要です。
選択肢は限られますが、丁寧に探せば見つかります。
浮いた住居費の使い道

もしシェアで月4万円浮いたら、まるめはどう使いたい?

私なら、まず緊急予備費(生活費3〜6か月分)を確保して、そのあとは自分への投資とインデックス投資に半分ずつ回したいな。
年代別のより詳しい考え方はこちらにまとめてるよ。
まるめからのひとこと
老人ホームでもなく、孤独な一人暮らしでもない。
友人と空き家をシェアして住む「仲間暮らし」は、これからの時代の新しい住まい方の一つだと思っています。
実は私自身、これを「いつかできたらいいな」で終わらせず、本気で将来の計画の候補として調べて、試算までしたことがあります。
イメージしていたのは、気の置けない友人3人で3DKの一戸建てをシェアして、愉快に暮らすという未来。
地方の空き家リフォーム物件なら、家賃6〜10万円程度の相場感で探せます。
3人でシェアした場合の、一人当たりの住居費を試算してみました。比較対象は、一般的な一人暮らしの住居費を月8万円と置いた仮定です。私の現在の寮家賃月1万円との比較ではありません。
| 家賃 | 住居費/人(光熱費・ネット込み) | 一人暮らしの住居費を月8万円と仮定した場合の差額/月 | 年間の差額 |
|---|---|---|---|
| 6万円 | 約2.7万円 | 約5.3万円 | 約64万円 |
| 8万円 | 約3.3万円 | 約4.7万円 | 約56万円 |
| 10万円 | 約4.0万円 | 約4.0万円 | 約48万円 |
年間48万〜64万円。これを10年間インデックス投資に積み立てられたら、単純計算で数百万円単位の差になります(もちろん、実際のリターンを保証するものではありません)。
数字だけ見れば、かなり魅力的な選択肢です。
ただ、いろいろ考えた末、私自身は今のところ「実家に戻って両親と同居する」という道を選ぶことにしました。親の年齢やサポートのことを考えると、今はそちらの安心感を優先したい、という結論です。
とはいえ、実家という選択肢がない人や、気の合う仲間がいる人にとって、「仲間暮らし」は住居費を大きく下げながら孤独も避けられる、十分にアリな選択肢だと思います。
若いうちから「こんな選択肢がある」と知っておくだけで、将来の住まいの考え方の幅が広がります。
気の置けない仲間がいる人は、将来の住まいについてざっくばらんに話してみるところから始めてみてください。
\まずは物件を眺めてみる/
まとめ
- 日本の空き家は約900万戸。広くてリーズナブルな一戸建てが借りやすくなっている
- 3人でシェアすれば月41,000円・年間約49万円の節約が現実的
- 物件探し→費用分担→ルール決め→契約確認の4ステップで進める
- 孤独にならない・固定費が下がる・広い家に住めるのがメリット
- 価値観のズレ・生活リズムの違い・退去リスクはデメリットとして把握しておく
- 浮いたお金は自分への投資+インデックス投資に回す
- 私自身は最終的に実家同居を選びましたが、選択肢の一つとして知っておく価値は大きいです
関連記事
- 看護師寮はダサくない。月4,500円の相部屋が、私の人生を変えた話
- シェアハウスという選択肢、看護師の後輩たちに知っておいてほしい話
- 老後の一人暮らしは「安さ」より立地|田舎・都会・実家、どこに住む?
- 自分らしい働き方をつかむための4ステップ|まるめ先輩が伝えるサイドFIREへの道






